保険も進化している!(その1:生命保険)

一家の大黒柱にとって、万が一病気や事故で亡くなったり高度障害になった場合に家族の生活を支える生命保険は必ず入っておきたい保険です。
生命保険は仕組みとしてはシンプルですが、時代とともに少しずつ進化しています。

十年くらい前から、途中で解約したときに払い戻し金が出ない代わりに保険料が割安な生命保険が増え、近年は一括で保険料を受け取るのではなく月々10万円~20万円程度を分割で受け取る「年金タイプ」の保険(収入保障保険)が子育てファミリー向けの主流になっています。
年金タイプの保険は、保険会社が運用しながら給付するのでその分保険料が安くなり、家庭にとってもお金の管理がしやすい点がメリットです。一度に数千万円も受け取ってしまうと、金銭感覚がおかしくなりかねませんからね!

さらに最近の変化としては、その収入保障保険に、障害を負ったり介護状態になった場合の保障をセットできる保険が登場しています。
生命保険は死亡または高度障害の場合に保険金が支払われますが、それに加えて、障害を負ったり介護が必要になった場合でも死亡の場合と同額の保険金が支払われるのです。

一家の大黒柱が、重病や障害を負うなどして仕事を失うと、家計へのダメージとしては死亡の場合よりも大きくなることがあります。
公的給付として「障害年金」は出ますが、それだけでは家族の生活まで支えられませんし、本人の看病のために配偶者が思うように仕事をできない可能性もあります。

そう考えると、障害や介護への保障もセットになった保険は、理に適っていますね。
保険料もかなり抑えられたものが出ています。
いずれは、こういった保険が常識になる時代も来るかもしれないと思っています。